ワークフロー機能にて、申請時に入力した金額により申請経路を分岐させたいですが、どのように設定すればよいですか。

ワークフロー機能にて、申請時に入力した金額により申請経路を分岐させたいですが、どのように設定すればよいですか。

質問ID:NEO-T0336
対象:V3.0以上

desknet's NEO V3.0 R1.0のワークフロー機能にて実現可能です。
※Amazonビジネス連携では金額での分岐設定は未提供となります。

例えば1つの申請書(書式)で、以下のように金額の入力内容により経路を分岐させたい場合です。

1万円未満:各所属課長のみ
1万円以上:各所属課長→各所属部長
5万円以上:各所属課長→各所属部長→専務→社長

上記のように、入力した内容によって分岐させたり、自身が所属している上長に申請書を送信するには、申請経路の設定にて「分岐条件」と「所属組織階層」の部品を使用します。

所属組織階層の部品を使用するには、組織管理における組織の階層やユーザーの所属を整理していただく必要があります。

組織例:
第1階層目に各部があり、各部の部長は部のみに所属。
第2階層目に各課があり、各課には各課長と一般社員が所属。

第1階層目 第2階層目
[A部]
L––––––––[A1課]
L––––––––[A2課]
[B部]
L––––––––[B課]
[C部]
L––––––––[C課]

ロールを使用した一例を紹介します。
各所属の部長・課長が承認を行うには、経路の設定を行う前に、管理者でロールを作成する必要があります。

システム管理者にて、管理者設定内のロール設定で、各課長だけを集めた課長ロールと、各部長だけを集めた部長ロールを作成します。
部長ロール:各部の部長のみ
課長ロール:各課の課長のみ

組織の階層とユーザーの所属を整理し、ロールを作成しましたら、管理者ユーザーにてワークフローの書式を作成します。
管理者にてワークフロー機能の右上の歯車アイコンから[申請書管理]→[申請書(表題・書式・経路)設定]を開き、新規に申請書を作成します。
まずは申請書の「申請書式」にて、数字部品を使い、分岐させるための金額入力用の部品を書式に追加します。

※数字部品に入力した内容の分岐ではなく、自動計算部品を使用し、自動計算の結果により経路を分岐させることもできます。

分岐させるための部品を書式に追加しましたら、次は申請経路にて経路を設定します。

まずは1万円未満の場合の、所属課長のみの経路を設定します。
「分岐条件」部品を中央にドラッグ&ドロップで追加し、分岐条件部品の「(未設定)」をクリックし、条件を設定します。
条件から、先ほど作成した金額の部品を選択します。
ここで「金額 < 10000」と条件を設定してください。

次に、「所属組織階層」部品をドラッグ&ドロップで、先ほど追加した分岐条件の枠内に追加します。
組織階層で”2階層”を選択し、承認者の設定で「選択したロール内の指定した組織に所属するユーザーが承認」にチェックを入れ、承認者の選択で課長ロールを選択してください。
※こちらを設定することにより、2階層目の該当ロールのメンバー(課長)が承認者となります。
1万円未満の分岐設定は以上です。

同様に、1万円以上の場合の、所属課長と所属部長の経路を設定します。
「分岐条件」部品を中央にドラッグ&ドロップで追加します。
分岐条件に「金額 ≧ 10000」を設定します。
次に、「所属組織階層」部品を同様にドラッグ&ドロップで追加し、組織階層を”1階層”とし、承認者の設定で「選択したロール内の…」にチェックを入れ、部長ロールを選択してください。
1万円以上の分岐設定は以上です。

同様に、5万円以上の場合の、各所属課長→各所属部長→専務→社長の経路を設定します。
「分岐条件」部品を追加し、分岐条件に「金額 ≧ 50000」を設定します。
次に、ユーザー部品をドラッグ&ドロップで分岐条件枠内に追加し、承認者に専務を設定します。
ユーザー部品を分岐条件枠内(専務の次)に追加し、承認者に社長を設定します。

申請書(書式・経路)設定は以上です。

上記の設定にて、A1課の一般社員が1万円未満の申請を行った場合はA1課長のみ、
1万円以上の場合はA1課長→A部長、
5万円以上の場合はA1課長→A部長→専務→社長の順で承認が行われます。

※ロールを使用せず、管理者にてワークフロー機能の右上の歯車アイコンから[機能管理]→[組織内承認者設定]で、各部署の申請承認者を設定する方法も可能です。その場合は、経路設定で所属組織階層部品の「承認者」を” 組織内承認者が承認 “に設定してください。
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