Linux版用「スケジューラー」の時間指定での起動方法(PostgreSQL版)

FAQ ID:NEO-T0237

該当商品:パッケージ版

対象バージョン:全バージョン

スケジューラーは、サーバーマシンを起動する際に一度だけ起動する必要があります。


※サーバーマシンを毎日再起動する運用の場合、Linux OS 付属の「cron」等で、サーバーマシンの起動後に自動的にスケジューラーを起動するように設定することをお勧めします。時間や起動する曜日などはcrontabの記述内容で変更可能です。OS付属の”crontab”のマニュアルなどをご参照ください。


※desknet’s NEO V3.5 R1.1以降では、0時以降の最初のログイン時にスケジューラーが自動起動するよう仕様変更しています。本手順は必ず実施する必要はありませんが、0時以降にバックアップやサーバーメンテナンスのためスケジューラーを停止する場合は、再度スケジューラーを起動するため、本手順を行ってください。


手順

※rootユーザーでの作業のため、十分にご注意ください。

※本手順はzscheduler.shをviで編集し、編集したshファイルを「apache」ユーザーのcrontabに登録し実行いたしております。

 zscheduler.shを直接rootユーザーで実行しないようご注意ください。



1. 「スケジューラー」起動ファイルの編集

1. suコマンドにて、rootユーザーにスイッチします。


2. desknet’s NEOのインストール先にある「スケジューラー」の起動ファイルのサンプル(zscheduler.sh)を、viコマンドで開きます。

コマンド例

 # vi /var/www/cgi-bin/dneo/zscheduler.sh


ファイル内の「LD_LIBRARY_PATH」と「インストール先」を編集します。

コマンド例

 #!/bin/bash
 # スケジューラー
 # 下記のパラメータを指定する。
 # 第一引数 [必須] = desknet’s NEOのインストール先のフルパス
 # 第二引数 [必須] = 起動間隔
 export LD_LIBRARY_PATH=/var/www/cgi-bin/dneo/lib
 /var/www/cgi-bin/dneo/zbatscheduler/var/www/cgi-bin/dneo 5 &

※「LD_LIBRARY_PATH=」に続くパスをご確認ください。※「LD_LIBRARY_PATH=」には、 desknet’s NEOのインストール先の「lib」ディレクトリまでのフルパスを指定してください。


2. 「スケジューラー」の自動起動の設定

ここではcronを使用して、「スケジューラー」が自動起動するように設定します。

「apache」ユーザーのcrontabを編集します。

※「-u」にはApacheの起動ユーザーを指定してください。

コマンド例

 # crontab -u apache -e

crontabファイルの編集モードになります。


以下の内容を入力します。

コマンド例

 00 6 * * * /var/www/cgi-bin/dneo/zscheduler.sh

「:wq」を入力し、crontabを閉じます。


これで、以下の内容にてスケジューラーの自動起動が実行します。

・実行ユーザー:apache

・起動時間  :毎日6:00

・実行コマンド:/var/www/cgi-bin/dneo/zscheduler.sh


正しく起動すると、OS付属の「ps」コマンド等にて、起動開始時間以降に「zbatscheduler」が表示されます。



■ 注意事項

rootユーザー等のApacheの実行ユーザー(例:apache)以外のユーザーで、zscheduler.shを起動した場合、後ほどdesknet’s NEOにログインできなかったり、メールの送受信や参照の操作を正しく行えない場合があります。

※ zscheduler.shは、必ずApacheの実行ユーザー(例:apache)で起動してください。

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