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サーバーを移行する方法(手順・手続き)

FAQ ID:NEO-T0016

該当商品:パッケージ版

対象バージョン:全バージョン

前提


・本手順は、desknet’s NEO(PostgreSQL版)を1台構成でご利用の環境での手順です。

※SQL Server版/Oracle版や複数台構成でご利用のお客様は、desknet's NEO ユーザーサポート窓口からご相談ください。基本的な作業の流れ自体は、以下のPostgreSQL版の手順と同様です。


・本手順で移行することで、desknet's NEO内に保存されているデータおよび設定情報をそのまま移行することができます。

※一部例外があります。詳細は「その他注意点」をご参照ください。


・旧サーバーと新サーバーのOSが異なる場合(Windows系←→Linux系)、アクセスURLは必ず変更されます。ご利用者には事前に周知するようお願いいたします。

  • Windows系OSのアクセスURL例:http://(サーバー名)/scripts/dneo/dneo.exe?
  • Linux系OSのアクセスURL例:http://(サーバー名)/cgi-bin/dneo/dneo.cgi?


・新サーバーにインストールしたdesknet’s NEOは、60日間のお試し状態でご利用できます。ただし、旧サーバーのデータを新サーバーのdesknet’s NEOにリストアした時点で、ライセンスキーが無いと、新サーバーのdesknet’s NEOにはログインできません(データ内にライセンス情報が含まれるため)。

※移行作業を予定していてライセンスキーが必要な場合は、手順1.と2.の新規インストールおよびライセンスキーの再発行申請を、移行作業日前の事前に実施することをお勧めいたします。


・desknet’s スタンダード版/Middle Edition/Enterprise Editionからdesknet’s NEOに乗り換えおよびデータ移行については、「旧desknet’sをご利用のお客様へ」をご参照ください。



desknet’s NEOを別のサーバーに移行する方法(手順・手続き)


1.

サーバー機の変更に伴うデータ移行を行う場合、旧サーバーと新サーバー上のdesknet’s NEOのバージョン(リビジョン)を揃えた状態でデータ移行を行う必要があります。

・旧サーバー:desknet’s NEOを最新バージョン(リビジョン)までアップデートしてください。

・新サーバー:最新バージョン(リビジョン)のdesknet’s NEOをインストールしてください。


※ご利用のサーバーOS用の最新バージョンアップ・インストールモジュールが未提供の場合や、お客様のご都合により最新バージョンまでバージョンアップ・ インストールが行えない場合は、desknet's NEO ユーザーサポート窓口よりご相談ください。


2.

ライセンスキーはサーバー機固有で発行しています。そのため、サーバー機を変更するとライセンスキーを再発行する必要があります。desknet’s NEOをご購入して1年以内であれば無償、1年以降の場合は年間サポート(有償)をご購入いただくことで、再発行を承っております。

新サーバーのdesknet’s NEOにログインし、「お客様コード」をご確認のうえ、ライセンスキーの再発行の申請を行ってください。

・FAQ「ライセンスキーの再発行申請

※年間サポートを未購入のお客様は、取り急ぎすぐにご利用いただける「暫定ライセンスキー」を発行させていただき、年間サポートご購入後に正式な「ライセンスキー」の発行となります。ご了承ください。


3.

以下をご参考に、旧サーバーのdesknet’s NEOの「dneodb」「dneoftsdb」「dnelogdb」データベースと、「file」「wmldata」フォルダをバックアップします。

データのバックアップおよびリストアの方法【Windowsサーバー - PostgreSQL対応版】

データのバックアップおよびリストアの方法【Linuxサーバー - PostgreSQL対応版】


4.

旧サーバーでバックアップされたdesknet’s NEOの「dneodb」「dneoftsdb」「dneologdb」データベースと、「file」「wmldata」 フォルダを新サーバーにコピーします。

※旧サーバーと新サーバーのOSが異なる場合(Windows系←→Linux系)、データコピー時に文字コードの変換は必要ありません。


5.

以下をご参考に、新サーバーのdesknet’s NEOにデータをリストアします。

データのバックアップおよびリストアの方法【Windowsサーバー - PostgreSQL対応版】

※リストア後、新サーバーの「file」「wmldata」フォルダ以下の構成ファイル/フォルダに対し、アクセス権を再設定してください。

データのバックアップおよびリストアの方法【Linuxサーバー - PostgreSQL対応版】

※リストア後、新サーバーの「file」「wmldata」ディレクトリ以下の構成ファイル/ディレクトリに対し、オーナー/アクセス権を再設定してください。


※desknet’s NEO V3.5 R1.1以降よりスケジューラーの仕様が変更され、ログイン後にスケジューラーが起動するようになりました。

 そのため、メールの自動受信やアラーム通知が、検証用のサーバーでも実行される可能性があります。

 desknet’s NEO V3.5 R1.1以降、ログインしてもスケジューラーを自動起動しないように制限するには、以下のファイルを

 リネームまたは削除する必要があります。

 Windows版:

 ・「.\dneo」フォルダ以下の「zbatscheduler.exe」ファイル

 ・「.\dneo」フォルダ以下の「zbatdocstore.exe」ファイル ※V3.5 R1.2より追加

 Linux版:

 ・「./dneo」ディレクトリ以下の「zbatscheduler」ファイル

 ・「./dneo」ディレクトリ以下の「zbatdocstore」ファイル ※V3.5 R1.2より追加


6.

新サーバーのdesknet’s NEOに再発行されたライセンスキーを登録します。

※再発行されたライセンスキーの登録は、データのリストアの完了後に実施してください。


7.

必要に応じてアドオンとオプションバッチをインストールします。


8.

新サーバーのデータベース(PostgreSQL)のチューニングおよび最適化を行ってください。

データベース(PostgreSQL)のチューニング例

データベースの最適化


9.

IPアドレスやホスト名が変わり、desknet'sNEOのアクセスURLが変わる場合は以下をご確認ください。

・FAQ「サーバーのIPアドレスやサーバー名を変更しても問題ないですか。


10.

新サーバーのdesknet’s NEOを動作確認し、問題がなければ、旧サーバーのdesknet’s NEOをアンインストールします。

・FAQ「desknet's NEOをアンインストールする方法



■その他注意点:

(1)

Microsoft 365連携を使用している場合は、「Microsoft Azure」側の設定のやり直しと、desknet’s NEO側の「クライアントID(アプリケーションID)」および「リダイレクトURL(応答URL)」を再設定してください。

Microsoft 365連携設定(システム管理)


(2)

移行対象データ内に、ウェブ会議の設定情報は含まれていません。旧サーバーでウェブ会議を使用していて、新サーバーに移行後も使用する場合、移行後にウェブ会議をご利用いただくための設定をやり直す必要があります。リアルタイムサーバーの設定やファイアウォールの設定、またSSL証明書の移行などを実施してください。

・FAQ「ウェブ会議を使用する手順


(3)

移行対象データ内に、シングルサインオン設定情報は含まれていません。旧サーバーでシングルサインオン設定を使用していて、新サーバーに移行後も使用する場合、移行後にシングルサインオンをご利用いただくための設定をやり直していただくか、「.\dneo\data\1」フォルダ以下の「sso_op」フォルダも丸ごと移行してください。

・マニュアル「シングルサインオンを設定する


(4)

負荷分散構成やWeb-DB分離構成等、desknet’s NEOの各データ格納先を別サーバーやストレージなどの任意の別領域に指定している場合は、再度新サーバーにて負荷分散構成やWeb-DB分離構成の再設定を行ってください。

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