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desknet's NEOのレスポンスが低下してきました。なぜでしょうか?

FAQ ID:NEO-T0052

該当商品:パッケージ版

対象バージョン:全バージョン

desknet’s NEOのレスポンス低下の原因は、データ蓄積量、同時接続ユーザー数およびサーバースペックに依存します。

また、長年の使用によりデータの蓄積量が増えると、レスポンスが落ちてきます。導入後、数年に一度はサーバースペックを見直しするようご検討ください。


以下の点についてご確認ください。


全体的に遅い場合

1.

desknet’s NEOでは、HTML5を使用したユーザーインターフェースを使用しています。そのため、ブラウザのバージョンが低い場合やクライアントスペックが低い場合、ブラウザ側の処理が遅く、レスポンス遅延が生じる場合があります。

  • ブラウザのバージョンが古い場合はバージョンアップをご検討ください。
  • クライアントスペックが低いマシンをご利用で他のアプリケーションが複数同時起動している場合は、他のアプリケーションを終了し動作をご確認ください。


2.

以下の設定が10分未満で、かつ利用ユーザー数が多い場合は、アクセスが多くなりサーバーマシンに負荷が掛かることがあります。

こちらの設定の間隔が短い場合、10分以上の値に変更し、様子を見てください。

  • ネオツイ機能を開き、左側の歯車アイコンから[システム管理]→[共通設定]内の「「お知らせ」データの再取得」欄の設定値。
  • 「管理者設定」→[システム設定]→[ポータルのリフレッシュ設定]の「リフレッシュ」欄と「リフレッシュ間隔」欄の設定値。


3.

データベースにPostgreSQLをご利用のお客様で、同時アクセス数が多い場合、データベースのチューニングおよびデータベースの最適化にて解消する場合があります。

詳細は以下をご参照ください。

※V4.0~V6.0のバージョンをご利用の場合、PostgreSQL 9.6に対してチューニングを行ってください。

※V6.1~V8.5バージョンをご利用の場合、PostgreSQL 13に対してチューニングを行ってください。

※V8.6以降のバージョンをご利用の場合、PostgreSQL 16に対してチューニングを行ってください。


4.

サーバを連続稼動させることにより生じる各種資源の枯渇が、レスポンスに影響を与える場合があります。

資源解放を目的としたサーバの定期的な再起動をご検討ください。


5.

CPUの処理待ちやファイルI/O待ちが、レスポンスに影響を与える場合があります。

サーバーマシンの管理者様に、CPUおよびファイルI/Oの状態をご確認いただき、必要に応じてサーバーマシンのスペック増強をご検討ください。


6.

desknet’s NEOがインストールされているサーバにて、ウイルスチェックソフトがインストールされていて、かつリアルタイムスキャン/ポートスキャンが行われている場合、ウイルスチェックソフトの設定にてdesknet’s NEOのインストールフォルダ(dneo)配下またデータベースの格納領域配下をすべてチェック対象外に設定し、レスポンス遅延が解消するかご確認ください。


7.

お知らせ通知やポータル画面のコンテンツの設定により、ポータル画面の表示や全体的にレスポンス遅延が生じる場合があります。

利用ユーザー数が多く同時アクセスが多い場合はさらにサーバーマシンに負荷が掛かる場合もございます。

  • お知らせ通知

ウェブメール、ワークフロー、回覧レポート、インフォメーション等データが蓄積されやすい機能の通知の場合、レスポンス遅延等が生じる場合がございます。

お知らせ通知の除外や、保存期間設定等を利用したデータの整理をご検討ください。

  • ポータル画面のコンテンツ

インフォメーション、設備予約、伝言・所在、電子会議室、文書管理等、データ量が多くかつアクセス権管理を行っている機能や、ウェブメールのように別サーバーと通信を行う機能の場合レスポンス遅延等が生じる場合がございます。

ポータル画面上からのコンテンツの除外や、保存期間設定等を利用したデータの整理をご検討ください。


8.

Microsoft 365連携をご利用で、「自動同期」を「行う」としかつ「同期の間隔」を短い間隔とされた場合や、「自動同期の日数」や「手動同期の日数」の「同期する過去の日数」「同期する未来の日数」の日数の値が多い場合に、同期対象のデータが多くなりましたり、頻繁にデータ同期を行うため、サーバーマシンやネットワークに負荷がかかりレスポンスに影響が生じた事例がございます。

基本的に数百ユーザー規模以上でのご利用は推奨いたしておりません。数百ユーザー以上でのご利用の際は、必ず事前検証いただきレスポンスや動作に問題がないことをご確認ください。

また、極力、自動同期は60分間隔と設定いただき、同期の日数はデフォルト(7日)以下と設定いただく事を推奨いたします。

また併せて「同期種別」の設定も「desknet's NEOとMicrosoft 365の両方に同期を行う」の双方同期ではなく、「desknet's NEOからMicrosoft 365への同期のみ行う」「Microsoft 365からdesknet's NEOへの同期のみ行う」等の片方同期での運用をご検討ください。

※クラウド版ではMicrosoft 365連携の同期処理の集中による高負荷の発生抑止のため、自動同期の間隔、同期範囲は固定とさせて頂いております。


9.

WebサーバーをIISやApacheではなく「desknet's Web Server」でご利用でないかご確認ください。desknet's Web Serverは、体験版の評価のための簡易的なWebサーバーであり、高負荷を考慮しておりません。こちらを本番環境で利用すると、レスポンスが低下したり、予期せぬエラーが生じたりする場合があります。

desknet's Web Serverをご利用の場合は、IISに切り替えてください。



ウェブメール機能のみが遅い場合

10.

添付ファイル等が本文に展開されたメールにより、レスポンス遅延が生じている場合があります。

システム管理者にてdesknet’s NEOにログインし、[ウェブメール]画面(別ウィンドウではなく元のウィンドウ)にて右上の歯車アイコンをクリックし、[システム管理]→[共通設定]で「本文表示文字数」を「3万文字」以下の値に設定し、レスポンス遅延が解消するかご確認ください。

※本設定により、分割メールやスパムメール等の本文サイズの大きいメールに対して、受信・参照・削除の処理に時間がかかる事象が解消されます。

※本設定は本文(内容)に関しての文字数設定です。 添付ファイルのサイズが制限されることはありません。


11.

システム管理者にてdesknet’s NEOにログインし、[ウェブメール]画面(別ウィンドウではなく元のウィンドウ)にて右上の歯車アイコンをクリックし、[機能管理]→[メール索引の最適化]の「ユーザー個別の最適化」にてレスポンス遅延が生じるユーザーを選択し、「最適化を開始する」ボタンを押下し、レスポンス遅延が解消するかご確認ください。

※最適化処理中のユーザーは、desknet’s NEOのウェブメールを使用できなくなります。desknet’s NEOにアクセスしていないタイミングで実施するようお願いいたします。(最適化にかかる時間は1ユーザーあたり数分~30分程度です。データ量により異なります。)

※月に1回程度の実施をお勧めいたします。


12.

[アカウント設定]にて「その他の設定」欄の”受信メールをサーバに残す”にチェックが入っていないかご確認ください。

こちらにチェックが入っていて、他のメーラーで同アカウントのメールを受信していない場合、メール受信時にメールの取り込みチェックをメールサーバーと行うため、レスポンスが低下します。他のメーラーでメールサーバー上のメールを受信するか、”受信メールをサーバーに残す。”のチェックを外し、レスポンスが改善するかご確認ください。

※”受信メールをサーバーに残す。”のチェックを外した場合、受信トレイを開いた際に、メールサーバーに残っているメールをすべて受信します。受信済みメールも再受信されますのでご注意ください。


13.

メールサーバーの名前解決にて遅延が発生している場合があります。

[アカウント設定]の”受信メールサーバー(POP3)”や”送信メールサーバー(SMTP)”の設定に「ホスト名」が設定されている場合、一時的に「IPアドレス」に変更後、レスポンス遅延が改善するかご確認ください。

こちらで改善する場合は、サーバーマシンのDNSの設定等を再確認いただく必要があります。


14.

ウェブメールIMAPのレスポンスが遅い場合、ご利用のIMAPメールサーバーによりレスポンスが遅くなることがあります。

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